「――――――!!」 驚愕が走った。 俺も、呆然と成績表を見上げる。 真樹は膝を曲げた。 「…同、位…?」 予想だにしなかった。 別に真樹を見くびっていたわけではない。 ただ―――総合点が、同じだなんて。 どんな確率だよ…。 いや、そこじゃない、か。 さざめくように、真樹と目が合った。