――――――



午後11時。


月が見える窓に座って、寝るでもなくボーッとしていた。


明日だ。


もし勝ったら、なんて告白しよう。


ああでも…フラれるんだし、そんなにすがり告白はしたくないな。


「うーん…」


―――RRR


あ、着信。


夜中に電話をしてくるのは、一人しかいないな。


心臓がドキドキと鳴り出した。がらじゃないが…