たいして不思議ではなかったらしい。
 周りは…

【奈妃side】
私、片岡奈妃(かたおかなぎさ)

「おはよー」
このこは幼なじみの原田奈智(はらだなち)

「おはよー。今日も元気だねぇ」
奈智はいつもびっくりするほど元気!!
だから疲れてたり落ち込んでるときの様子がすぐわかる。

「あっ、今日はその反対ね…」
奈智が意味ありげな言葉を交わしてきた。

「えっ!! マジ?」
「マジ。今日、お母さんに買い物頼まれて…また小遣い減るぅ(泣)」

女の子は大変。
親が忙しい時は、女の子の仕事がたくさん 汗

「大変だなぁ… そうだっ!!今日暇だから手伝うよ★」
「マジ!! 助かるよォ、さすが親友!!」

奈智の家族は大変。
お母さんもお父さんも共働きで、弟が2人(2歳と12歳)

こうして授業のこととか、宿題のこととかしゃべってるといつも後ろからくるのが…

『おぉぉスっ!!』

こいつら…

「『おぉぉスっ!!』じゃないよ!! バカか、お前らは」

「バカでぇス★」
コイツが田中衣吹(たなかいぶき)

「イェイ!!」
これが花河風吹(はながわふぶき)

「バカで悪かったな」
奴が松丘流星(まつおかながれ)

いつもしゃべってるとこやつらが来る。

理由はしらんが…

帰りもしつこいほどつけてくる。
流星は、嫌がってるけどついてくる。
その他の人間は楽しそうに・・・

でも、嬉しいことに最近は近づいてこない。

理由
風吹と流星は、バイトを始めた。
衣吹は、部活(サッカー部)

風吹と流星は、まじめに働いている。
でも同じとこで同じ時間で同じ日にちで…

どんだけ仲いいのか…
それで問題が衣吹。

こいつ、一応サッカー部のエースストライカーだから…

普段は、赤点で説教。
「サッカー部」っていうのはしてないけど、
ズバ抜けた運動神経と技術。
後、小さいころにサッカーしてたみたいで…

ほとんどさぼりだけど…
まぁ、毎日こんな感じで秋葉灯高校に登校してるのは確実。

いつも暇な学校。
たまには面白いことがあればいいのに・・・