・・・!!!
「く…黒崎くん!?ゴメン…」
「いや。俺は大丈夫だけど…
お前、膝から血が出てるぞ?
保健室行こうぜ」
「え!!」
黒崎くんは私の腕を引いて
保健室まで向かっていた。
友妃も私に手を振っていて
「先に帰るわね~」
とニヤニヤしながら帰って行った。
ー保健室に着いて
黒崎くんは私の膝を
消毒液等で手当てしてくれた。
「大丈夫か?本当にごめんな。」
「大丈夫だよ?私がよそ見してたし
私こそ、ごめんね。」
「なぁ、お前は俺のこと
どう思う?」
「え!!?カッコイイなぁ~って
思ったけど。。意外と優しいね♪」
「そっか。」
「う…うん?」
「じゃあ帰るか。送って行くよ。」
「え!あ…ありがとう!」
黒崎くんは私を家まで送ってくれた。
いつも冷たそうに見えたけど…
意外と優しいなぁ~。
「黒崎くん!家はそこだから!
送ってくれて、ありがとねー♪」
そう言っても黒崎くんの反応は無い。
どうしたのかな?
「あの…?黒崎くん?」
「お前は他の女子たちとは違うな。
絶対、振り向かせるから覚悟しろ!!」
黒崎くんは、そう言って
走って帰ってしまった。
振り向かせるって…
どういうこと!?!?

