「.....わかった.. その代わり 華に会わせてくれ」

「陸 いいか?」

「あぁ わかった」


陸斗がそう言うとすぐ健斗が連絡を取っていた

兄弟でもこういう時は上下関係がはっきりしている

結局華に会いに行けたのは 俺と晴馬さんだけだった 


立派な門構えの家
俺の家と正反対の純和風の家だ

俺達は家の中に案内され 応接室へ呼ばれた


「晴馬 久しぶりだな 元気してたか?」

「元気してましたよ…龍也さんも相変わらずですね」

「ふっ.....俺は見てのとおりよ!...で...そいつは?」

「あ...この子は華の友達ですよ 俺が声をかけたんです」


上島龍也 元鬼獣3代目 総長 そして今は上島組 若頭...迫力が違う.....


「お前...華のこと どう思ってる?」


「どう思ってるって...見てるとほっとけないっていうか...気になるっていうか...」


「ふぅ~ん...あいつは手に負えないぞ!」


「それは わかってます」