あぶない お姫様

散々あたしを追い掛け回して なんでここにいるの?

それに朝ご飯まで作ったりして....


「さっさと着替えて来い 学校遅刻すんぞ! それと親父さん起こして来い」


陸斗はこの家の主みたいだ...


「こいつら何考えてんだ...」

ぶつぶついいながら部屋に行こうとしたとき 

ふと ソファに寝ている健斗に目がいった

なんか様子が変だ

息遣いも荒いし 顔も赤い



「健斗?」


そう言って 健斗の額を触った


「す...すごい熱...り...陸斗ぉ!!大変!!」

「どうした!」

「健斗 すごい熱!」

「どれ! うげっ!すげぇ熱!」

「ここじゃだめだよ!あっちに布団敷いてくる」


あたしはリビングの隣の畳の間に布団を敷いた