あぶない お姫様

懐かしい匂いがする

お味噌汁の匂いだ....

「はっ!やばっ!寝てしまった」

お布団をきれいにたたみ おじいちゃん達がいる居間へいった


「おはようぐっすり眠れたかい?」

「すみません 寝ちゃって...」

「華ちゃん 朝ごはん食べましょう」


ちゃっかり朝食までいただいて...

「これからどうするんだい」

おじいちゃんが尋ねてきた


「学校もあるし 家に帰ります」

「じゃ わしが近くまで送ろう」

「いいんですか?」

「まだあの人達がいるかもしれないからね」

なんて いい人達なんだろう

「気をつけるんだよ...また遊びにおいでね」

「はい お世話になりました このご恩は忘れません」


そう言って おじいちゃんの愛車に乗った

「華ちゃん しばらくは身を隠してなさい」

「はい...」

車は出発した