「俺達は、ただのビタミン剤しか聞いてねぇ。華がいつも飲んでるからって…。」

「上島の言葉を信じたってか…。お前ら何年華と一緒にいたんだ。おかしいと思わなかったのか?」


相手は、ヤクザだ。違法な薬なんてお手のもんだ。

こいつらは、まんまと騙されていたみたいだ。


「お前らは、大事な仲間…いや好きな女を裏切ったんだ。」


「好きな女だと?」

「あぁ。あんたは、自分の気持ちに気付いてねぇの? 」


「んだと!?」


哀れな…伊吹陸斗。