「なんで上島は必要以上に華を側に置きたがる?」


「…っつ。」


「俺が会いに行ったときもそうだ。あいつは、薬を飲まされ眠らされていた。」


「それは、熱があったからだろ?」

健斗は俺を睨みつけながら呟く。


「最初にお前らが何かの薬を飲ませたんじゃねぇの? ほんの数分前には俺達と一緒にいたんだ。その時は何とも無かったんだ。急に立てなくなる程具合が悪くなるなんてありえないだろ?」


「・・・・・」


やはりな…こいつらの顔付きが変わった。