あぶない お姫様


「蓮!晴馬さんも仲間に声をかけて華を探すって!あ...」

「何だ、勇次?」

「俺達は動くなって...」


晴馬さんも俺達には関わるなってことか...

「蓮...マンションに行ってみるか?」

魁人は行動しろってか...


「行動するか!」


俺達はとりあえず華の家に向かった。
学校を出て5分ぐらいのところに俺と華の住むマンションがある。

マンションの入り口に見覚えのある2人組の男達が立っていた。

「蓮...あいつら...」


先頭を走っていた勇次が立ち止まる。


「よぉ!久しぶりだな。」

「何の用だ?」

「お前ら、華をどこに隠した?」

「隠しただと?何言ってんだてめぇ!!」

「卓!よせ!」


こいつらがここにいるっていう事は

華はもうここにはいないって事か...