あたしがそう言うと亮二は“ふっ!”と笑う。


「どうしてそう思う?」


「女の感!」


あたしも負けず笑い返す。



.....あたしは見たんだ...


ベッドの上に小さな写真立て。


その中にはあやめちゃんの写真が入っていた。


「ふっ...女の感ねぇ...じゃ俺も一つ聞いていいか?」


「何?」


「お前...好きな男いるんだろ?」


「はぁ? な...何言ってんの?」


「寝言で言ってたぞ。 蓮って...」


「/////!!/////」



ニヤニヤしながらあたしの顔を覗く


「ち...違う...違うって!」


「ほう~誰にもなびかないあの華様がねぇ...」


「だぁ~からぁ~違うって!」



あたし...寝言言ってたのかよ...なんたる不覚...