あぶない お姫様


“ふわっ~”と亮二の香水の香りがする。


後ろから抱きしめられている。この状況はいったい........


「り...亮二!」


さらに、亮二はあたしの首元に顔を近づける。


「なぁ...華、俺の女にならねぇか?」


朝っぱらから.....コイツ.....。


「『俺の女?』あんた二股かける気?」


「はぁ?二股だと?」


「ふっ!あたしが気づかないとでも思ってんのかよ!」


「  !?  」