「一か八かだバカヤロー!!」
キノコを女の口に突っ込む。
「・・・ぅ・・・。」
歯を食いしばってて食べない。
どうしよう・・・。
汗がほほをつたう。
「・・・・・・!」
ある方法を思いつく。
だけど、この方法はちょっとな・・・・・・。
別の意味で汗をかく。
でも、この間にもコイツは死にかけていて。
やるしかないのだろうか。
「・・・っ悪ぃ・・・・・・!」
口にキノコを含む。
そして、顔が近づく。
3㎝・・・2㎝・・・・・・・・・・・。
唇と唇が。
触れる。
開く。
キノコを押し込む。
俗に言う、キ・・・・・・なんでもない。
女の口に入ったのを確認して。
吐き出さないように無理やり口を掴む。
「さっさと飲み込めっ!」
「・・・んぅ・・・。」
息ができなくて、苦しそうだが。
ゴクッ
喉が動くのが見えた。
飲み込んだんだ・・・!
ホッとする。いや、でもこのキノコが効くとは限らない。
その瞬間。
蒼く、淡く、輝く。
女の体が薄く光っていて。
だんだん光は強くなって。
キレイな、優しい光がそっとつつんで。

