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気がついたら。

叫びながら、走ってた。

頭の中は真っ白だった。

ただ、大きなク●パと、怯えてるあきらんを見たら。

体が勝手に動いて。

助けなきゃ、助けなきゃ。

思っていたのはそれだけだった。

そして。

あきらんを引きずってドアを出た。

「大丈夫?怪我は無い?」

笑って、語りかける。

「お・・・お前・・・なんで・・・。」

あきらんは、驚愕の表情をしていて。

・・・ん?

「ぁ・・・れぇ・・・?」

あきらんの顔が良く見えない・・・?

ううん、全体がぼんやりして・・・

視界がぼやけてきた・・・?

そうだ、背中が大怪我して・・・。

血もだくだくこぼれおちてて。

痛いし。

熱いし。

「ぅ・・・・・・。」

意識がぼんやりして・・・

「お、おいっ?!」

あー・・・あきらん・・・?顔がぼやぼやして・・・る・・・よ・・・?

バタッ

あたしは冷たい床に倒れこんだ。