「・・・っ!」
し、信じられるわけない・・・はず・・・なのに。
ももかが。好きな人のももかが。
まっすぐ、そう、いう・・・から。
信じられない、ハズ。・・・でも・・・。
・・・っわかんねぇよ・・・!
ダダダッ
走って教室を出た。
「あきらっ!」
ももかの叫ぶ声が聞こえた気がした。
受け止めきれなくて、学校でもきまずくて。2人の仲は自然消滅となった。
いや、ただ単に僕が勝手に避けていただけかもだけれど。
・・・そのまま中学を卒業した。
そして、人を信じられなくなった。
いくら優しくされても。
心のそこでは、影では僕のことあざ笑っているんじゃねぇかって。
ももかを思い出して。
高校は極力人に関わらないようにして。
クラスの中でも僕を覚えてないヤツがいる。
静かに、寂しく、誰も信じず。
そうして、高校生活をすごして。
【GHOST】とかなんとか意味わかんないことになって。
人と関わることに苛立って。
勝手に逃げてきて。
・・・今に至る。