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日常だな、と思う。

いつもと同じく生徒会の仕事を終え、いつもと同じく家に帰っていた。

日常は、平和を意味するのか、退屈を意味するのか、俺には良く分からない。

ただ、なんとなく流れていく日常。

それに身をゆだねることしかできない自分が、どうしようもない気がしてくるのだった。

どうせなら、部活なり勉強なり・・・恋愛なり、日常にも打ち込めるものがあったらな、と思う。

日常は、暇だ。

だからといって、異常なことが欲しいわけでもない。

そんなことを思いつつ、俺はつぶやく。

「・・・疲れたな。」

と。