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話し合いはうまくいっていた。

あきらんの一言があるまでは。

たっくんはすごく良く頑張ってたと思う。ずっとみんなのコト考えてるみたいで。すごく頑張ってる。頑張りすぎなくらい。もっと楽にしてもいいと思うのに。

「その地図信用できんのか?」

あきらんは冷たく言った。まぁこの位じゃまだたっくんは平気みたい。

「だからそれを今確かめにだな・・・。」

「確かめるって全部の部屋見んのか?そんな暇あるか?」

「す、少し見てあっていると予想が・・・。」

「あってるのか?少し見ただけで全部あってるって言えんのかよ?」

「そのだな・・・・・・。」

あきらんは淡々と冷たく質問して言った。たっくんは・・・だんだん悲しい顔に。みんなも不安そうな顔になっていく。

だから、ダメだってば。暗い顔しちゃいけないんだってっ!

「信じよう。」

あたしの口が自然と動く。そうだ、それしかないんだ。

「その地図があってるって☆きっと大丈夫だよ。」

明るく笑う。みんなも明るくなれるように。

「なんであってるってわかるんだ?」

あきらんはそれでも冷たく言ってくる。でもでも。そんなのこのマカ様には通じませんっ♪のーさんきゅーだ!

「分かんないよ?だから信じるの♪」

みんなは驚く。あたしはそれに向かってまた笑う。

「疑ってびくびくするより、信じよう?【ごすとん】のくれた地図は【GAME HINT】だよ?信じて進もうよ♪」

もう、みんなの顔はさっきほど暗くない。ちょっとは心配なかんじだけど。あたしは続ける。

「本当かどうかなんて分かんないなら、あってるってコトにして頑張ろうよ?」

だってそういうことでしょ?難しいことはよくわかんないけど。

「・・・・・・・・・。」

流れる沈黙。しずかだなぁ・・・。あたし沈黙は苦手なんだけどな・・・。こればっかりは壊せない静かさだなぁ。

まっすぐと前を向く。

さぁ、みんな。信じる?信じない?

「・・・ぉ、俺さ・・・。」

口を開いたのはみ-くんだった。勇気あるな☆それでこたえはなんだい?

「し、信じてみてもいいかなぁー・・・とかさぁ思ってみたりとかさぁ?」

おぉ。すごいみっちー。立派な子。沈黙を破るって勇気いるでしょ?頑張っただろうね。

「お前・・・」

すかさず話そうとするあきらん。えぇえ・・・。