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「はぁ・・・。」

教室で、私はため息をついていた。

さっき、男の子・・・同じクラスの唖架島ミト君(だっけ?)が私に告白をしてきた・・・。

何度か経験しても、フっちゃうってのは、心が傷むなぁ・・・。

決心して。覚悟して。頑張って。

そうして告白してきてくれたのに・・・。

「さっくらぁ~♪」

振り向くと、親友の斉藤ナナがいた。

「ナナ・・・。」

ちょっと話聞いてもらいたいなぁ・・・なんて。

「うんうん。わかってるよ。」

「え?」

「どーせまた誰かに告られたんでしょ?」

「?!」

何で分かるのだろうっ?!ナナはエスパーだろうか??

「だって、体育館裏に呼び出されるとか。予想はつくっつーの☆」

「ナナはすごいなぁ・・・。」

私なんて・・・体育館裏とか・・・いじめじゃないかってビクビクしてたのに・・・。

「で、何?また良心でも傷んだ?」

「うん・・・そんなとこかなぁ?」

ナナはエスパーだ。テレパシーが使えるんだ。きっと。

「しょうがないんじゃない?」

「うぅ・・・!」

分かってたけど、そこまでハッキリ言われると・・・。

「だって、さくらはあの人が好きなんだもんねー。」

「・・・まぁね///。」

「あっ!さくらっ!!あれ・・・。」

ナナが指差した窓を覗いた。

「あっ・・・///」

私の好きな人である、婁雅タクヤ会長が外を歩いていた。今、帰りかな?

「ほんっとすごいよね~。生徒会長・成績優秀・運動神経良しの超スーパースペシャルイケメン会長!」

「うん~っ♪」

会長がみれるなんて・・・///。ホンットHAAPYだなぁ☆

「はいはい・・・。もぅ帰ろーよ。」

「うんっ♪」

そして、私はナナといっしょに帰宅した。

なんだかHAPPYで、ぐっすり眠りにつくことができたんだ♪