「これって・・・。」

【?】のマークがついてる黄色い箱。

あの、説明のときに出てきた・・・。

「お・・・」

誰かを呼ぼうとしてやめた。なんで僕がいちいちアイツらに報告しなけりゃいけねーんだ。

ぱこっ

箱を開ける。中には、コレも説明のときに出てきたキノコ。傷が回復するとか。

コレ・・・持っていると便利なんじゃないか。キノコはポケットにコッソリ隠した。取っておこう。

箱は・・・。キノコを取り出したせいか、【?】のマークは消え、ただの黄色い箱。

「これは・・・。」

どうしようか?つぶれるかな・・・?

ぐぐっ

「・・・っ!」

感触は紙のクセに壊れねぇ。どうなってんだよ。

しょうがないので。どうしようもないから。

ベットの下に詰め込んだ。まぁ、バレねーだろ。

「探索終ったら集まってくれっ!」

婁雅の声が聞こえる。えっと・・・。とりあえずその辺をなんとなく見て・・・。そして、婁雅の方に歩いていった。

ポケットに隠した秘密のキノコ。

コイツがいつか役に立つのだろうか。

まぁ、便利そうだし。あるに越した事はないか?