「あああああぁぁぁーーーーーーーーーーー!!」

おもいっきり、叫ぶ。

声が、響く。

廊下いっぱいに、洋館じゅうに。

ぽかんと口を開けている人もいるし、耳をふさいじゃった人もいる。

とりあえず、何かが吹き飛んだ。

ココからは、あたしのステージ☆

「ふとんがふっとんだー。」

「ねこがねころんだ。」

「アルミ缶のうえにある蜜柑♪」

「ボクサーは僕さっ!」

「父さんの会社が倒産した。」

「カッター買ってよかったー。」

「メガネをとったら目がねぇ!」

「しゃべるシャベル☆」

「パンダのパンだ。」

「馬が埋まった。」

「栗のクリップ。」

「兄弟の巨大風船。」

まだまだ続くよっ☆

「ちょっと待った・・・!」

「何?たっくん?」

まったく・・・コレからが良いとこなのに・・・。

「何?はこっちのセリフだ!何だ今のダジャレ連発は・・・!」

「面白かったでしょ?」

いつか、こーゆー時にいっぱい言えるように考えてたんだよねっ♪一気にしゃべると超楽しい☆

「寒い系な?」

「ひどいよっ、あきらん!?」

ちょっとは言われる気がしたけどさ。多少は覚悟してたけどさ。やっぱ、ひどいよっ!ちょっとは悲しいんだから。

「・・・ぷ。・・・っは・・・。」

ん?なんだ?なんだ?って、あ!さくちゃん?!

「ら、螺橋さん・・・?」

みっくんがさくちゃんに声をかけた。

「・・・っぷ・・・。も・・・むりぃ・・・。」

必死に下を向いて腹を抱えてる。もしかしての、もしかして・・・?

「っはっはははははっ!あはっははっはっ!!」

さくちゃんはツボったのか、大笑いしていた。