「【GHOST】は、特に制限時間を設けなかった。つまりいくら時間が要るものか予想がつかない。」
ふむ。たしかに・・・。
【ごすとん】は『○○までにク●パ倒してね』っていう要求は出さなかった、と思う。てことは、つまりさ・・・
「いくら時間かかってもいいから、ク●パを倒せってコト?」
みっちーが聞いていた。あたしと同じこと思ってたみたい。
「おそらく、そういうことだと思うんだ。」
おぉ!正解だっ♪『いくら時間かかってもいい。』ってのはちょっと安心するね☆のんびりアイテムでも集めつつ、がんばろうってことだね!
「つまり、いくら時間がかかるか予想がつかないため、基本的な活動拠点はあった方がいいというわけだ。」
ふむふむ。なるほどな。もしかしたら、数週間・・・いや、数ヶ月・・・あ、数年ってコトもあるかもしれないから・・・。その間ずっと寝る場所とか無かったらキッツイもんね♪
「あの・・・。」
ん?今の声は・・・・・・さくちゃんだね。なんだろうか。たっくんの説明わかんなかったのかな?
「いくら時間がかかってもいいってことは、それだけクリアが難しいんじゃ・・・。あ、あと・・・もし・・・もしもいつまでもク●パ、さん・・・を倒せなかったとしたら・・・。」
うむ?
えっと、つまりさ。
『いっぱい時間がかかるくらい大変なんじゃない?』
ってことと。
『もし、いつまでもクリアしなかったら。』
ってことか。
ふむむ?!二個目の質問さっ、つまりさ!
「永遠にココに閉じ込められる的な?」
あきらんがいう。そう、つまりそういうこと。
「・・・・・・・・・。」
あぁ、まただ。みんなの顔が暗くなる。
『ずっと出れなくなるかもしれない』って恐怖に落とされる。
恐怖。絶望。疲労。諦め。悲愴。
そんな感情が顔に出てるかんじ。
だめ。だめ。だめ。だめ。だめ。だめだよ。絶対だめ。暗い顔は認めない。どんな悲しみも嬉しさを感じるためのエネルギーなんだよ!悲しみに染まっちゃだめ。
何か、いわなきゃ。
みんなの暗い顔を照らす何か。
何か、何かを。
この悲しみをエネルギーにしてさ。
あたしが変える。
大きく深呼吸。でっかく息を吸う。
そして、口を開く。