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やった☆って、あたしは思う。

だって、あの【GHOST】・・・可愛くないな。うん、【ごすとん】にしようっ♪

【ごすとん】のせいで、みんなが楽しくない顔をしてたんだもん。

このゲームにだって、きっと意味はあるんだよ。【ごすとん】も実は良い人とかねっ♪信じていれば、みんなきっとHAPPY☆になれるからさっ!

せっかく会えた人々だから、悲しむより、楽しまなきゃねっ☆

だから、たっくんをからかってみたけど。正解だったね!

だってみんなの顔がちょっと明るくなったんだもん。たっくんは、

「緊張感を持てっ!」

だの。

「今の状況が分かっているのか!」

とか怒ってるけど。まぁ、知~らないっ♪

あたし的には緊張感も持ってるし、状況もだいたいは理解しているつもりだ。

その上で、やっぱ元気に楽しんでいくのが大切だと思う。

だけど、ちょっと彼は気になるかな?

貴本あきら。あきらん☆のコト。

同じ学年だけど見たこと無い。まぁそんな人はいっぱいいるはずだけど。なんだか、それだけじゃなくて・・・匂いが・・・?

なんだか、おかしな違和感がするのだ♪

気のせいかもだけどさ。多分気のせいだけどさ。

「ねぇーいつまで怒ってるの?たっくんー。」

ホントよくあんなに怒れるよなぁー。疲れちゃいそう♪

「あーくそ、だからな・・・もう、いい。」

 勝 っ た ☆

勝ち負けの問題じゃないけど。

「でさっ♪あれさ・・・!」

あたしはさっき見つけたものを指差す。上。つーか天井。

そこには、地図があった。

「この洋館の見取り図じゃん!」

みっちーが言う。みっちーはノリいいんだよね☆

そう、天井にあったのはこの洋館の見取り図だった。

見取り図の上のほうには【GAME HINT】って書いてあった。親切だなー。

見取り図を見るとこの洋館はどうやら4階建てで屋上があるらしい。そして、屋上のスペースにでっかいバツがついていて、その近くに【ク●パ】と書いてある。いいのかよ。

「どーする?クッパ倒しにいく?」

このみっちーの質問にたっくんはこう答えた。

「いや、この地図が正しいとは限らない。」

カシャ

たっくんはケータイで地図の写真を撮っていた。

「まずは、この地図が正しいのかの確認。それと基本的な活動拠点の決定だ。」

しっかりものだ・・・。そんでもって。

「活動拠点?」

ちょちょいのちょいっとクッパ倒すんじゃないのだろうか。活動拠点なんているのか?