TATTOOー愛情ー

「メイ?」


振り向くとネイトが立っていた。


外にタバコを吸いに出て来たらしい。


あたしが夜空を見上げてるのに気付くと、ネイトもあたしの隣に立って夜空を見上げた。


「メイはニュージーが好き?」


「うん。好きだよ」


「じゃあ、残ればいいのに」


ネイトは簡単に言うけど、外国人のあたしがここに残るのは簡単じゃない。


「じゃあ、結婚してくれる?」


あたしはふざけて聞いてみた。


「No way!(まさか!)」


またNo wayか。あたしは苦笑した。


「他に誰かいるよ」