TATTOOー愛情ー

ネイトはハンドリフトのスピードを上げると、さっと降りてしまった。


う、うわぁ~~~。


そのスピードであたしはトレーラインの端っこまで移動してしまった。


それを一部の人が見ていて笑っていた。


他の人がどうしたの?と聞くと見ていたジャックが、「オレの息子がメイを押したんだよ」と笑いながら説明していた。


こんな風に仕事なのに遊びみたいな所もあって、とても楽しかった。


ずっとここで働けたらいいなと思うけど、シーズナルジョブには期限がある。


あたしはこの国が好きになり始めていた。




4月末になり、あたしがニュージーに来て1ヶ月が経った。


キウイの収穫が最盛期になり、仕事も忙しくなってきた。


「ふぁ~~」


右のミルクを見るとあくびをしていた。