TATTOOー愛情ー

夕飯を済ませ、あたし達は再びタウランガへと向かった。


辺りはすっかり暗くなり、家々には明かりが灯り、真っ暗な海が見えてきた。


ネイトは黙って前を見つめている。


長旅だったので後ろの双子達もすっかり静かになっていた。




そしてやっとタウランガのジャックの家に着いた。


それほど大きくない一軒家のようだった。


部屋には明かりが点いていて、あたし達が到着すると二人の少女が出てきた。


えっ!子供がいっぱい!


二人の少女は物珍しそうにあたしのことを見ていた。


でもすぐに笑顔になって、自己紹介してくれた。


ジェシカ13歳とレイラ10歳。


二人共もちろんマオリで、黒いくるくるパーマを一つにまとめていた。