TATTOOー愛情ー

水曜日の19時に駅前で梓と待ち合わせをした。


「久しぶり~、芽衣。元気してた?」


「うん。梓変わらないねぇ。懐かしいな~」


そしてそのまま居酒屋の個室に入った。


梅酒とか超懐かしい。ニュージーでは飲めない物を頼もう。


飲み物と何品かつまめる物を頼んだ。


「ニュージーランドはどう?楽しい?」


「うん。でも、働いてばっかだから」


「あれ、語学学校行ってたんじゃなかったっけ?」


「それが・・・、予定が狂って行かなかったんだ。だから全然英語出来ないよ」


「ふーん。でも普通に暮らしてたら話せるようになったんじゃない?」


「ううん。仕事日本人ばっかりだから基本日本語だし。友達と話す時だけかなぁ、英語遣うの」


「それでも行くだけ勇気あると思うよ~。あたし1年も日本離れらんないもん」


「そうかな~、ハハハ」


あたしは褒められてちょっと照れた。