TATTOOー愛情ー

ニュージーランドは現在秋だった。


けれどまだまだ残暑は厳しく、半袖で過ごせるほどだった。


ふと前を歩くネイトの右腕を見ると、大きなタトゥーが彫ってあった。


W H K


WHK?WHO(世界保健機関)みたいだけど、どんな意味なんだろう?


後で聞いてみようかな。




駐車場に着くとネイトのお父さんが待っていた。


ネイトのお父さんも小さくて、スキンヘッドだった。


ネイトがお父さんに事情を話してくれた。


するとお父さんは快く了解してくれて、あたしに車に乗るように言ってくれた。


本当に何と言っていいか・・・。


お父さんの名前はジャックと言うらしい。


シルバーのバンの三列目には髪の短い可愛い双子がいた。