ガラっっ・・・
ドキドキしながら視線を上げると、男の子が窓から外を眺めていた。
まだひとりしか来ていなかった。
早かったかな・・・。
そう思いながら時計を見ると、入学式まであと1時間もあった。
黒板に書いてある席順を確認して自分の席に座る。
することがなくて、周りをきょろきょろ見渡していたら、窓際の男の子が後ろを振り向いて目があった。
「・・・あ、ども」
窓際の男の子はそう言って軽く頭を下げた。
「あ・・・はじめまして」
そう言って私も軽く頭を下げた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…