「美春が姉ちゃんになってくれたら嬉しいな」


太陽が照れ臭そうに呟いた。


「私も美春が家族に加わってくれると嬉しいの。美春も太陽に初めて会った時から何かを感じていたんでしょ?それにね、また家族が増えたのよ」


これには本当に驚いた。


「6歳と3歳の女の子で、美春によく似てるの。きっと私の中の姉さんと同じ遺伝子が働いたのね」


気のせいかもしれないけど、どこからか「行きなさい」って声が聞こえた。