施設に帰ると、私に面会人が来ていた。

愛理さんと太陽。


「愛理さん・・・この前はごめんなさい」


私が言うと、少し安心した表情をした。


「思い出したんです。愛理さんのこと」

「じゃあ・・・日向のことも?」


まさか日向のことを聞かれるとは思わなかった。