「太陽!」


太陽・・・お兄ちゃんの名前だ。

まさかね・・・。


「太陽くん、私ちょっと用事あるから。ごめんね」


私はなんだか辛くなって逃げ出してしまった。


自分で息が上がっているのが分かる。

退院したばかりなのに再入院は嫌だ。