お兄ちゃん・・・。

そう、そのまなざしはお兄ちゃんに似ている。


優しくてあったかくて・・・心地良い。


「どうしたの?」


男の子はもう1度言った。


「ボク、名前は?新人さん?」


びっくりするくらい素直に言葉が出た。