春をありがとう



いっぱい遊んで、気づいたら夕方になってた。


「美春、日向、観覧車乗る?」


お姉ちゃんがそう言って、お母さんに耳打ちしてる。


「そうね・・・」


お母さんは幸せそうに微笑んで言った。


「2人で乗っておいで」