2人は顔を見合わせて笑った。

その笑顔はどことなく知っている気がして・・・今度は嬉しく思えた。


1人じゃない。


そう思わせてくれる笑顔。


ただ名字が同じなだけ。

なのにこんなにも関わりを持てる。


それは、亡くなった家族のお蔭だと思えた。