春をありがとう



「え?」

「俺さ、こいつと双子なんだよね・・・。こいつが姉ちゃんで、いつも助けられるんだ」


双子・・・。

私のお兄ちゃんとお姉ちゃんも双子だった。

また少し辛くなる。


「・・・っ」


息が上がってきた。