「過呼吸やひどい頭痛や・・・そんなものに度々襲われたの。学校にほとんど行けなかった。だから今までに友達がいた経験なんてないの。ひどい時は退院生活1週間って時もあった」 「入学式の日、覚えてる?」 突然翔太が言葉を発した。 「え?」 「俺と歩美をを見て美春は少し息が荒くなってた。あれは・・・俺達と美春の兄姉を重ねて辛くなったから?」 翔太の目は悲しそうな目をしている。