「うぇーーーんぱぁぱぁまぁまぁどこぉ...」
あの日私は迷子になってないってた
だけど...
「ねぇねぇ君大丈夫?」
あなたは私に話しかけてくれたよね
「まいごにヒクなっちゃった...」
「じゃあお母さんたちが見つかるまで僕と一緒にいようね」
「うん」
あれから私たちはお母さんたちが来るまでずっと話してた
「羅夢(ラム)ーどこぉー」
「あっままだ!」
「羅夢何してたの((怒」
「ごめんなさいあっさっきまであそこのお兄ちゃんと...あれいない...」
「そっか今探したいけどもう暗いからじゃあまた明日探しにこよっか」
「うん」
でも次の日にあのお兄ちゃんを探しには行かなかった
いやいけなかった
次の日お母さんたちは交通事故で死んだ
その次の日には遠い親戚に引き取られてT県からS県に引っ越した