* 目の前で頬を上気させ、はあはあと息苦しそうにベットで寝ている折原君の横、冷えた床にそっと座る。 案外、熱も高そうだ。 「ちょ、ちょっとごめんね折原君・・・うわ、あっつい」 「・・・あー」 「うん?どうしたの、お水欲しい?」 「や、・・・槇内の手、冷たくて気持ちええ」 「そ、うかな・・・」 冷えた手を折原君のおでこに乗せる。 すると、猫みたく目を細めて擦りよってくるから、つい 離し辛くなってしまった。 おでこに手を乗せたまま、あいた手で髪を撫でる。