無造作に服の袖口で顔を拭かれる。 やめて、そんなに優しくしないで。 「い、いい・・・大丈夫だから、優しくしないで」 そんなことされたら、勘違いしちゃう。 「お、折原君は・・・どうして私に優しくするの?」 折原君は『あの』女の子が好きなのに、 コンビニ強盗のときだって、学園祭のときだって私を助けてくれた。 時折、私にスキンシップをとったりもした。 それは、 「私をからかっているの?・・・私の反応を見て、面白おかしく笑うため?」 「んな訳あるかドあほ!」