―常連彼氏―[完結]




どうしようどうしようどうしよう、

折原君に嫌われたくないよ。

折原君に嫌われるのが、怖いの。



「~~・・・っ、折原、君・・・!」


「・・・泣くなや、あほ」


「・・・っ、え、」





ふわり。


涙のまま折原君の名前を呼ぶと、背後からフワリと折原君の香りがして、それに包まれた。



ぴたり、と涙も止まる。