状況を確認しようと立ち止まって、角から顔を出し、そっと覗けば、折原君の後ろ姿と女の子の正面姿が見えた。 話の邪魔になると思い、さっと身を隠す。 幸い、2人には気付かれてないみたい。 「湊、私・・・」 「出会ったときから好きやった」 っ・・・! 折原君が女の子に告白しているのがちょうど耳に入った。 気がついたら私はその場から走り去っていた。