「槇内ー、こっちやで」



折原君は校門の前で私を待っていてくれた。




「来てくれたんやな、おおきに」


「お、折原君が来るまで待ってるって言ったから・・・」


「せやけど、来てくれたやん」


「~~っ!」


「せや、向こうにむっちゃうまいタコ焼き売ってるらしいねん。行くで」


「う、うん・・・・わっ!す、すいませんっ!」





人が多くて反対から来た人とぶつかり、人ごみに流される。