「おっ・・・おりはら、く、」
「ん?」
「ちか、い!み、み皆んな見てる!」
「見せつけたればええやん」
「ば、ばか!」
「関西人にバカ言うもんちゃうで」
「っもう・・・いいからそれ止めてっ」
「しゃあないな・・・。じゃあこれは止めたるから、槇内の隣に行くんは許してや」
パッと離れた折原君が私の隣に移動する。
・・・これは恋人同士の距離な気がする、んだけど、嬉しそうな折原君の横顔を見たら何も言えなくて。
私はただずずっ、と冷たいオレンジジュースを啜った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…