「どうせ自分は、俺のこと考えてはったやろ。メールくるまで」 「・・・!」 「逢えへんかったら寂しいくせに。・・・アホやな、」 きし、り。 私と折原君の間にある机が鳴く。 それは折原君が身を乗り出す際に片手を机についていたからで。 身を乗り出した折原君はといえば、頬に触れたまま髪に顔を埋める。 吐息も熱もそのまま感じて。