「事情聴取したいのですが、」





隣りから声が聞こえる。

ぱっと折原君から離れる。


声の方向を見れば警察の方がいた。





「詳しいこと聞きたいので、こちらに来て頂けますか?」


「・・・・」




・・・。

折原君に見詰められて動けなくて、

吐息が、



うぎゃあああああああ




「あ、あの・・・?」


「っは!す、すみません!今行きます」




体中に熱が回ってぐるぐるしてくる。


その場を発っても、なかなか熱が引かなかった。