―常連彼氏―[完結]







「・・・何してんだよ!お前!」


「っ、――――っう゛!」


「凪咲ちゃん!だ、誰か!誰かー!」






激しい力で横腹を蹴られて、その場に伏せる。

夏菜ちゃんが大きな声を出したせいで、男は舌打ちしてコンビニから走って出て、





「槇内、どないしたん・・・は、」





行こうとして、反対に入ってきたお客さんとぶつかる。

そのお客さんが荒れた店内を見回す。




「・・・何したんや、お前」




低い低い、声が響いた。



意識が、落ちる。