「あ、俺この後用事あるねん。スマンな、ホンマは送りたいねんけどまた今度な」


「いや、あの・・・!」


「あ、せやった せやった…、言い忘れるとこやったわ」


「、…?」


「名前、覚えてくれたんやな、おおきに。呼ばれて嬉しかったで」


「っ・・・!」


「ほな、気ぃ付けて帰り」



そう言い残して、折原君は去って行った。