「お茶、ありがとうございました。では」
そういってあたしは一方的にドアを閉めた
はぁ。なんか変な人がきちゃったな……
ふと、今もらったばかりのお茶をあたしはみた
銀色の真空パックに入っているのは、ダージリンだった
あの人、緑茶ってイメージがあったんだけどなぁ
あたしはそんなことを思いながら相沢さんの顔を思い出した
歳はあたしより上だろうけど、せいぜい25くらいかな……
背は高くて細身
茶色い髪は今どきって感じで、すこし長め
髪の毛と同じ茶色い目はどこか落ち着いても見える
あんな軽い口調だけど、黙っていたら知的というか……
これも一種のギャップなのかな?
ま、あんな感じじゃとてもじゃないけど分かち合えそうにないな。
出版会社で働いてるって言ってたけど、昨日からのやり取りで働いてるイメージ0だし
なんかいろいろありそうだなー


