涼太くんを抱いた会沢さんをあたしは玄関まで送っていった 「あ、そうだ。」 「?」 クルッと振り返った会沢さん なにか忘れ物かな……? 「よかったら明日俺の部屋おいでよ 涼太も喜ぶし、本も貸すよ」 「あ、ありがとうございます」 それじゃあ、と言うと会沢さんは出ていった