お隣サマ。



当然会沢さんも困ったように眉をさげた


「でも、ちづるちゃんだって大学とかあるでしょ?」

「大学はもう夏休み入ったんで気にしなくても平気ですよ。」


そう、気づけば外は日差しの強い季節
今日はそれでもまだ涼しいほうだ


「涼太、迷惑かけちゃうよ?」

「多分、あたしの弟のほうがやんちゃでしたよ
それに小さい子大好きなんです

面倒見させてください」



やがて会沢さんは諦めたように笑った

「じゃあ俺の仕事が片付くまでいいかな」

「はい」